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2-357様:『女狼たちの晩餐』東郷あい・木場真奈美・木村夏樹・向井拓海

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「なつきち」  
ソフトリーゼントの似合う少女の後ろから、別の少女が話しかける。  
男勝りのロックな雰囲気に身を包んだ木村夏樹と  
愛らしい衣服を纏った多田李衣菜は互いに対照的な存在である。  
しかし二人の仲はとても良く、しばしばバラエティ番組でも共演していた。  
「どうした、ダリー?」  
「あのね。帰りにさ、駅前に新しく出来たCDショップに行かない?  
 どんなのがそろっているか知っておきたいし  
 買おうかどうか迷っているCDがあるんだ」  
夏樹は少し困った顔をして、額に手をやって言葉を返した。  
「ああ、ごめん。今日はちょっと行く所があるから……」  
「そ、そう……」  
「悪い、また次の日にな」  
手を振り去っていく夏樹の後姿を、李衣菜は寂しそうに見つめていた。  
最近彼女は、李衣菜とのショッピングや遊びにあまり付き合わなくなった。  
彼女にもプライベートな用事というものがある。  
だから時々断ってもそれはおかしくない事だ。  
しかし彼女と常に一緒にいたい李衣菜は、どこか納得出来ずに不満を内に燻らしていた。  
その根底には夏樹に対する同性愛的な感情が芽生えつつあったのだが  
生憎と李衣菜はその気持ちに気づいていない。  
 
李衣菜はその日、プロデューサーの車を点検していた原田美世に夏樹の事を色々と尋ねた。  
美世は木村夏樹や向井拓海とツーリングに行く親しい間柄である。  
一時期、夏樹が前述の二人とばかり遊んでいたため  
李衣菜は彼女に対しても軽い嫉妬を覚えていた時期がある。  
李衣菜と美世は、大した関係ではない。  
彼女と同程度に夏樹と接点のある人物は、美世と拓海くらいなものだ。  
そしてヤンキーの拓海を少し怖がっている李衣菜は、美世に相談してみたという訳である。  
すると、美世もまた最近夏樹と遊んでいない旨を彼女に教えた。  
夏樹は最近あいや真奈美と良く遊んでいるらしい。  
 
「東郷さんたちと?」  
 
李衣菜は意外に思った。話に出てきた東郷あい、そして木場真奈美は  
彼女にとって同じ事務所の先輩に当たる。  
しかし、真奈美たちは特に夏樹と共通の趣味もなく  
どういう接点で付き合い始めたのか分からなかった。  
今日は拓海も誘って行ったという情報も、美世は李衣菜に伝えた。  
 
「そ、そうなんだ……」  
 
その後当たり障りのない話をして、李衣菜は彼女と別れた。  
寂しい想いが深々と心の中に積もっている。  
 
   #  #  #  
 
「おっす、拓海」  
 
当の木村夏樹は、とある都心部のマンションの入口で  
Tシャツとパーカーを身に纏った長髪の少女に声をかけた。  
ボリュームのある胸乳が大きな曲線を描いて薄い衣服を悩ましく盛り上げている。  
背を反らすと前身ごろが引っ張られてへそが見えんばかりだ。  
彼女は向井拓海。元レディースで夏樹とはツーリングを共にする間柄である。  
 
「やっと来たか、夏樹」  
友の姿を見て、拓海は口端を上げて笑った。  
夏樹は片手を垂直に立てて、平謝りする。  
 
「今やっている特撮の収録が遅れてね……しかし、拓海こそ早いじゃないか」  
「まあな」  
「楽しみにしていたとか?」  
「そ、そんな事ねぇよ……」  
 
口ではそう言っているが、拓海は喜怒哀楽を隠すのが苦手で、すぐに顔や態度に出てしまう。  
今回も夏樹にそれを見透かされると、バツの悪そうに一度足先を見て目を逸らした。  
 
「じゃあ行くぜ夏樹。真奈美とあいが待っているからな」  
二人はエレベーターに乗り込み、東郷あいの待っている階で降りた。  
今回行なわれるパーティの会場はあいの自宅で行なわれるのだ。  
 
「よく来たね、二人とも」  
 
部屋の前でインターフォンを鳴らすと、木場真奈美が扉を開けて二人を出迎えた。  
彼女は男装が似合うアイドルとしてあいと共に女性人気が高く、良くミュージカルにも出演していた。  
その脇から部屋の主人である東郷あいが顔を出す。  
彼女は女性アイドルにもかかわらず、そこらのイケメン男性アイドルをも凌駕する程の  
女性層からの人気者であり、何とファンクラブの八割は女性が占めている。  
「君たちのプロデューサーも皆、準備をして待っているよ。さあ上がってくれ」  
 
   #  #  #  
 
二人は八畳程ある居間へと案内された。都心部だからさぞかし家賃もかかるだろうが  
それを払えるあたり、いかに東郷あいが売れっ子アイドルか改めて認識させられる。  
彼女が指し示された場所には、四人の男が座っている。  
いずれもズボンにシャツ一枚だけ羽織った服装であったが  
その場では異様な熱気に身を包んでいた。  
 
「待たせたな。さあ、役者も揃ったし、パーティーを始めよう」  
 
あいがそう言うと、男たちは顔を輝かせて胸を弾ませた。  
 
「待ってましたよ、あいさん!」  
「真奈美さん、今日は思う存分やってもらって結構です!」  
「夏樹、今日はとことん楽しもうな」  
「あいさんたちに迷惑かけるんじゃないぞ、拓海」  
「うっせぇな、分かってるって!」  
 
彼らは口々に担当アイドルへと話しかける。  
そう、彼らはいずれもプロデューサーなのだ。  
だが、ここにおける彼らはいつもと様子が違っている。  
いずれも仕事をしっかりと取ってくる敏腕プロデューサーたちだが  
彼女たちの前では、いずれも尻尾を振って擦り寄る忠実な犬だった。  
 
「じゃあ君たちは大人しく寝てもらおうか」  
あいの凛とした声に呼応し、彼らはすぐその場に仰向けになった。  
 
「いいかい、余計な私語は一切しない事。  
 分かっていると思うが、これが君たちの参加資格だ」  
 
真奈美が彼らの顔を覗き込みながら言った。  
そして一人一人に目隠しを施した後に檄を飛ばす。  
 
「今ここで、君たちはあらゆる日常から離れ  
 私たちの愛玩動物(ペット)となる。  
 地位も名誉もプライドも捨て、私たち主人の犬となれ。  
 私たちを喜ばす事だけを目的とする、どこまでも従順な犬となれ。  
 君たちは私たちの命令に従う下僕であり、欲求を受け止める器であり、飢餓を満たす血肉だ。  
 それ以上の存在となる事は決して許されない。  
 君たちは一切抗わず、私たちに喰われ、屠られ、そして犯されろ。  
 それが君たちの持つ唯一の生存価値であり、天から許された唯一の悦びだ。  
 ……いいなッッ!!」  
 
「はいっ!!!!」  
 
男たちは訓練を受けた兵士のように、彼女の言葉に答えた。  
夏樹と拓海はそれを見て圧倒され、中々二の句を告げないでいた。  
 
「真奈美さん、気合入ってますねぇ……」  
「軍法に厳しい女教官の役をもらったんだよ。映画の仕事でね。  
 その役作りも兼ねているのさ」  
「なるほど」  
 
真奈美は後方にいるあいたちの方向へ顔を向けると、途端に相好を崩した。  
 
「さ、挨拶は終わった。これから『食事』を始めよう。  
 ……おっと、拓海君は初めてだったね」  
「夏樹からある程度は聞いているぜ」  
「うん。基本的に君の好きなようにしたらいいと思うよ」  
 
そこであいが割って入り、説明を補足した。  
 
「原則として性交は騎乗位の姿勢で行うけれど、女上位になればとどのつまり何でもいい。  
 ロウソクや鞭などは禁止だ。仮にも私の部屋だからね。  
 傷がついたり誰かが怪我をしたら困る。  
 基本的に己の体で男を屈服する悦びを得るのがこのパーティの主旨だ」  
 
それを聞いて拓海は皓歯を見せて笑う。楽しみで仕方ない様子だった。  
「おもしれえ……いいぜ、早く始めようじゃねえか」  
こうして、ここに美しい女狼たちの宴が始まった。  
 
   #  #  #  
 
「へぇ……拓海。お前のプロデューサーの、中々デカいなぁ……」  
 
夏樹は隣にいる拓海に声をかけた。  
夏樹Pの肉根は長さ十八センチの肉根であり、肉身の太さは直径七センチの  
恰幅の良いものである。  
一方で、拓海Pの生やしているそれは二五センチに届かんばかりの大業物だ。  
その長々とした肉幹には、天へと舞い昇る龍のように太い血管が多く這っていた。  
 
「当たり前だ。レディースの頭をやっているあたしが、フニャチンなんか相手にするかよ」  
 
拓海は背を反らして得意がった。深く吸った空気が、彼女の豊かな胸を更に大きく見せた。  
しかしベッド上で何度も半泣きになりながら件の巨物を屈服させた事を  
彼女はおくびにも出さない。  
 
「なあ、あんたたちのツレのも見せてくれるんだろ?」  
 
若干勝ち誇った表情で、拓海は夏樹の向こう側にいるあいと真奈美に尋ねた。  
この中で自分のプロデューサーよりも巨きな逸物など在りはしないという余裕があった。  
 
「ははは。慌てなくても、外れて逃げたりはしないさ」  
 
あいと真奈美は、それぞれの担当プロデューサーのズボンを脱がして  
その隠部の武器を後輩アイドルである二人に向けて晒した。  
反り返った状態で顔を出したその肉根は、長さ十七センチを超えるか超えないかといった程度である。  
太さは標準サイズと言ってもいい。  
しかし、その重厚なサイズとは不釣り合いな程  
二本の秘茎は先端まですっぽりと包皮を被っていた。  
 
「ははっ。デカさはともかく、ホーケーじゃあカッコがつかないね」  
「ちょっと、拓海っ……!」  
 
相方の嘲笑じみた物言いに、夏樹は釘を刺す。  
しかしパートナーを嘲笑された当の二人は至って涼しい顔をしていた。  
 
「甘いな拓海君」  
あいがその美唇を開いた。  
「私たちは趣味と実用性を重視しているんだ。  
 いくら外見が良くても、使えなければ全く意味がないからね」  
 
それを聞いて、拓海の左眉端がきゅっと吊り上がった。  
拓海Pの屹立した肉竿をぎゅっと握り、彼女は言葉と共に鋭い視線を返す。  
 
「……あたしのこれが、見かけ倒しと言いたいのかい?」  
「はっはっは。……聞いていた通り、血の気の多い娘だな」  
 
真奈美とあいは目配せをし合い、それぞれの相手の陰茎を握って  
だぶついた包皮を下方へと剥いた。  
 
「うぶっ……! ごほっ、ごほっ、ごほっ……」  
拓海は思わずむせ返って咳をついた。  
それというのも、それまで長皮に隠れていた部分が露出した途端  
むわぁっと濃い淫臭がリビング中へ一気に犯し始めたのだ。  
淫皮の被さっていた部位には、白い恥垢がべったりとくっついて  
そこだけ塗り忘れたのかと思うほど色が変わっていた。  
垢の持つ独特の臭気に、拓海は思わず眉をしかめる。  
 
「かなり臭いですね。今回は一体何日寝かせたんですか?」  
 
その臭いと光景を何度か目にしている夏樹は、さして驚かずに二人に尋ねた。  
 
「そう大した期間ではないよ。まあ……、一ヶ月くらい寝かせていたかな」  
「一ヶ月!? じゃあ一ヶ月前のあのパーティーからずっと……」  
目を大きく見開く夏樹に対して、あいは静かにうなづいた。  
 
「そう。どれだけ濃くなるか試したかったんだ。  
 何日か射精禁止させた方が精液も濃くなるし  
 射精量も増すからそれだけ楽しめる」  
 
真奈美は竿の裏筋を細く長い人差し指でトントンと軽く叩いた。  
恥茎は叩かれる度にビクンビクンと盛って、徒にその身を膨らましていく。  
 
「見てごらんよ。早く射精したくてペニスもこんなにギラついているだろう。  
 袋だって、……ふふ、手に乗せると重みが違うんだ」  
相手の睾丸を掌に乗せて、真奈美は愛おしそうに弄んだ。  
まるで大切な小動物を愛でるような視線である。  
 
「それにね」  
真奈美に代わって、あいが話し始めた。  
彼女は淫茎の雁裏をそっと指腹で拭った。  
軽く触っただけでも面白いように白濁色の淫垢が削ぎ取れ、彼女の指腹に小さな丘を作った。  
 
「包茎だとね……皮の間にこんな臭い恥垢(チーズ)を用意してくれるんだ。  
 気が利くだろう? まあ、こんなに溜め込んでくれるとは  
 予想していなかったが……んっ……」  
 
あいはその猥垢を指ごとしゃぶり取って味わった。  
舌の上で転がしている時の彼女の様子は、本当に上質のチーズを味わっているようだ。  
それだけに終わらず、彼女は愛する男の肉茎に舌を這わせ  
溜まっている残りの恥垢をゆっくりと舌先で削ぎ落としていった。  
 
「ふふふ……本当にすごい臭いだ……。  
 こんな臭くて汚いカスを私たちに舐めさせようとするなんて……  
 全く……君たちはどうしようもない変態だな」  
 
あいは頬を朱に染めながら淫根を隅々までしゃぶり、全ての恥垢を胃に落とし込んでいく。  
隣にいる真奈美も熱心に頬をすぼめて、担当プロデューサーの肉身を舌で清めた。  
いずれの姿も、ファンに見せる普段の凛とした姿からは想像がつかない。  
混じり気なしの獣欲に従って雄に喰らいつく彼女たちの様子は、ある種清々しい思いすら抱かせる。  
 
「んっ……ふふ、何とも舐め取り甲斐のある量だね」  
 
真奈美は鼻先を肉幹にすりつけて濃厚な淫臭を直に嗅ぐ。  
彼女はこそぎ取った恥垢に舌鼓を打ちながら、鼻腔で猥臭をたっぷりと味わった。  
 
「ぢゅっ、じゅるるっ……、んっ……感謝して欲しいな。  
 この私たちが、舌を使って直々に無洗ペニスを掃除してあげているのだから」  
 
恥垢まみれの雄肉を舐ぶり尽くす彼女たちの表情は  
もうすっかり発情した牝猫のものと区別がつかなくなっていた。  
あらかた不浄の残滓が尽きると、あいと真奈美はやっと満足げに一息ついた。  
その時、二人はあっけに取られている拓海にふと気づいて  
口端を緩ませながら話しかける。  
 
「どうしたんだい? ボーっとして……」  
「いや、べつに何も……」  
「ははは。君たちも遠慮なくフェラをするといいよ」  
 
二人に口淫を促すと、あいはまた例の雌顔に戻ってもう一度しゃぶり始めた。  
 
「んむっ、んうぅ……。……っはぁ……。  
 うむ、流石に一ヶ月も寝かせるとカウパーも濃くなって味わいが深まるな。  
 ……そうだ、君たちは一体どれほど寝かせたのかな?」  
 
「あ、アタシは別に……」  
先ほどから年長者の痴態を目の当たりにし、拓海はいつもの調子が出ずに押され気味である。  
彼女の代わりに、夏樹はあいに返答した。  
 
「拓海は三日前に誘ったばかりだから、全く準備してないんですよ」  
「ふむ。それもそうか。それで夏樹君は?」  
「アタシは二週間です。正直、それでも充分なくらいですよ」  
 
すると、真奈美が割って入る。  
 
「なるほどね……。まあ君たちは、まだ日も浅いから  
 精液の味にそれほど慣れていないんだろう。  
 飲みにくいのは確かだけど、精液というものは不思議でね  
 慣らしていけば、そのうちもっと濃いのが欲しくなるのさ」  
 
夏樹と拓海はそんなものかなと首を傾げつつも口淫に入った。  
 
   #  #  #  
 
「じゅるるっ……んちゅっ……ちゅる……ちゅぴっ……」  
「んっ……んちゅっ……あむぅ……じゅるる……」  
 
静かなマンションの一室で、淫唾の撥ねる淫音のみが響き渡り、耳腔を楽しませた。  
四人は時折サイドの髪を掻き分けながら  
男たちの滾った醜茎を糖黍のように味わっている。  
彼女たちは精力的にそれらを頬張って吸い付き  
男たちの体奥に燻っている肉欲までも啜り出そうとしている。  
肉竿だけでなく、精嚢や鼠頸部、蟻の門渡りにも満遍なく淫舌を這わせていった。  
男たちの差し出した肉物は、女唾にまみれて妖しい輝きを放っている。  
彼女たちはいずれも、果てしなく淫猥で官能的な牝だった。  
 
「うおおぉぉぉ……っっ!!」  
 
真奈美PとあいPがほぼ同時に低く呻いた。  
そして彼らは、女主人の口内へ濃縮していた熱い精流を大量に注ぎ込む。  
喉奥を潤し尽くすように放出される重々しい精液により  
あいと真奈美の小さな口内は瞬く間に制圧された。  
二人の女性は頬を大きく膨らませながら数回に分けて雄汁を嚥下し、胃に落としていった。  
 
「んうっ……んふぅ……っ! ……ああ、何ともコクのあるミルクだ」  
「んっ……、んっ……、っはあっ! いやぁ、濃いね。  
 丸一ヶ月漬けておいただけあって、まるで蛇みたいに喉に絡みついてくるよ!」  
 
件の二人は談笑し合いながら、満足げに雄汁を飲み干した。  
しかしこれで終わりではない。  
 
「ほらっ、おかわりするからまだまだタップリ出してくれよ」  
真奈美は精液でぬめった紅唇で肉根に接吻し、再び雄奴の淫茎を口で犯し始めた。  
 
   #  #  #  
 
夏樹Pの肉棒は前述の通り、かなり太い。女性の小さな口で咥えようとすると顎が破壊されてしまう。  
そのため夏樹は彼と致す時には必ず鈴口を舌で責めつつ射精させるのだ。  
鉄のように硬く包皮の短い彼の勃起槍で唯一柔らかな部分である。  
 
「んちゅ……れるれる……」  
「ああっ……! 夏樹!」  
夏樹は鈴口を紅唇で覆い隠しながら、ひたすら舌で彼の発射口を舐りまくった。  
 
「んむっ……ほぉら、プロデューサー。全部飲んであげるから、早く勃起汁出しなよ」  
しかし夏樹Pは腰を浮かして彼女の責めに喘ぐばかりである。  
「じゃあ……今日はこれも」  
彼女はニヤリと笑って彼の尿道口にズブリと細い人差し指を挿入した。  
指は第二関節まですんなりと沈んだ。  
 
「おおぉ……! おおぉ……!」  
 
彼女はそのままズブズブと指を上下にピストンする。  
最初は彼女も綿棒でしていたが、尿道口が広がるにつれて指まで入るようになっていた。  
 
「どお? 変態チンポ穴を女の子にされている気分は……」  
「き……気持ち良いっ……!」  
彼は腰を浮かして自ら送迎した。夏樹も上から彼の尿道口を犯し続ける。  
 
「精子ゼリーが通りやすいように大きくしたんだから、早く射精してよ」  
夏樹は片方の手で重い玉嚢を優しくマッサージして射精を促した。  
 
「ああっ……夏樹っ……もう……!」  
「やっとか。じゃあ、いただきますっ」  
夏樹は尿道口に口づけして尿道内のカウパー液を吸い出し始めた。  
精液をも吸い出す勢いのフェラチオをトドメに受けて、彼は限界を突破した。  
 
「なっ……夏樹ぃ……っっ!」  
「んぶぅ……っっ!」  
ドプドプと広がった尿道内を大量の精液は一気に駆け上り、彼女の口腔を占拠した。  
ゼリー状の塊もちらほらと混じるその精液を、夏樹は満足げにごくごくと飲んでいく。  
 
   #  #  #  
 
一方で拓海は、その重々しい乳肉でパートナーの長竿を挟み込み、絶えず男の煩悩を刺激していた。  
765プロでも有数の九十五センチなる爆乳をもってしても  
二十五センチの巨砲は覆い隠せず、乳間にはその肉先が雄々しく顔を出している。  
 
「どうだ……久々に味わう私のチチ責めは……っ!」  
「さっ、最高ですっっ!」  
拓海は激しく乳肉を揺らして彼の肉欲を煽り立てた。  
拓海ファンがティッシュを浪費しながらも日々求めて止まないこの爆乳を、彼は一身、いや一柱で味わっているのだ。  
 
「ちゅっ……ちゅぴっ……」  
更に彼女は余った肉茸の先端を淫舌でペロペロと責め立てる。  
彼女が言うには、こうした方が射出量が良く、こってりと絞れるらしい。  
 
「ああっ……いくぅ……!」  
乳肉の狭間で彼の巨筒は太い白矢を垂直に発射した。  
その精砲は彼女の美しい乳肌や顔、髪に雪のように乱れ飛んだ。  
むわっとした淫臭が彼女を熱く包み込んでいく。  
 
「へっへ……まだまだ搾り取ってやるから覚悟しな?」  
拓海は挑発的な視線を彼に向けながら、肉帽を啜った。  
 
   #  #  #  
 
口唇で何度も牡奴を攻め立てた四人組は、次の肉交にも間を置かなかった。  
彼女たちは唯々諾々と従う雄たちを仰向けに寝かせ、その股上にさっと跨がる。  
盛りきった彼女たちの恥唇は、真夏の夕立を浴びたように熱く濡れていた。  
艶臭を発する牝戸の奥へ彼女たちは相手の肉槍を誘う。  
 
「んはぁ……っ!」  
「ああっ……!」  
 
それぞれが快美の嬌声を漏らして、その身に咥え込んだ。  
やがて荒馬をいなし草原を駆けるように、女主人たちは下僕を犯し始めた。  
肉同士のぶつかり合う音が、不思議と爽やかに耳に響いて心地良い。  
 
「夏樹は騎乗位になると、張り切るなぁ」  
 
あいは横目で夏樹に話しかけた。  
上に伸びた男の二の腕を両手でしっかりと掴みながら  
夏樹は盛んに形良い美尻を大きく上下させている。  
 
「バイクよりもこっちに乗る方が楽しいのかな」  
夏樹は額に汗を浮かべながら、爽やかな笑みを相手に返した。  
小さく垂れた前髪が額の前で上下に揺れていた。  
「んんー……そんな簡単に比べられないですよ。  
 バイクに乗って風を切るのも、プロデューサーに乗ってメチャクチャ犯すのも  
 両方同じくらい楽しいし、好きです」  
夏樹Pの極太肉槍を受け入れながら夏樹は上手く息を整えていた。  
上下に動く度、太い雄柱に恥肉の花弁がまとわりついて巻き込まれていた。  
 
「なるほどね。……拓海君、君はどうだい?」  
あいがその隣向こうの拓海に尋ねた。彼女は夏樹よりも送迎ペースは遅いながらも  
重さを感じさせるワイルドな犯し方をしていた。  
豊か過ぎる乳房を首下で大いに暴れさせている事も、そのように感じさせる要因の一つである。  
振り乱れている見事な黒髪も、悦欲に震えて舞い踊っているかのようだ。  
 
「あぁ? 男もバイクも一緒だよ……使われちゃあ、ダメだな。  
 完璧に乗りこなして支配しないと、舐められちまって振り回される」  
「ははは、言うね」  
「へっ、伊達にレディースの頭ははっていないからな」  
 
そんな雑談を交えつつ、四人は嬌声を挟みながら肌に玉汗を作って  
眼下の雄奴隷たちを夢中で猛犯する。  
 
(しっかし、コイツらの性欲は底無しかよ……)  
 
犯し始めて一時間半。若干疲れが見え始めた拓海は、ちらりとあいたちに視線を向けた。  
夏樹は緩急を上手くつけながら余裕をもって犯交を楽しんでいる。  
あいと真奈美の二人に至っては、どちらも全く息を切らしていなかった。  
やがて彼女の視線に感づいたあいが、クールに一笑して拓海を見返す。  
 
「どうしたんだ、拓海君? 早過ぎるようだが、お疲れかな?」  
「……はっ、ま、まさか! まだまだいけるぜ、アタシは!」  
 
拓海は顔を背けて再び腰を振ってパートナーを犯し始めた。  
実はそろそろ小休止を入れようかと思っていたのだが  
誰も休んでいない上に、あいからその言葉をもらってしまった。  
拓海は負けん気を起こして休む機会を逃す。  
彼女は、体を上下に揺らしながらもどうしたものかと思案している。  
 
「しかしそのフォームじゃすぐにバテるだろう。無駄な動きが多過ぎる」  
 
あいの向こう側で真奈美が拓海に対して告げた。  
それが自分に向けられた言葉だと知り、拓海は動きを止めた。  
 
「……ああ? 何だとぉ……セックスにフォームもクソもあるかよ」  
 
彼女の睨みつけを受けても、真奈美は一歩も引かずに反論した。  
 
「甘いな。最小限の動きで最大限の効果を得る。  
 これは全ての運動に言える事なんだ。勿論、セックスも例外ではないよ。  
 君のように立派な胸をしていると尚更必要だと思うがね」  
「ほ、ほっとけよ!」  
 
拓海は顔を真っ赤にして、両手で自己主張の強い自身の宝乳を隠した。  
 
「そんなに言うならよ、一つ勝負しようじゃないか。  
 今からどれだけ男を射精させるか、でな。  
 あと、先に音を上げて倒れた方が負けだ」  
 
疲れを知らない相手に対して一種の不気味さを感じながらも、拓海は虚勢を張って挑発した。  
すると真奈美はそんな彼女の心の内を見据えてニヤリと笑う。  
 
「いいよ。ただし……私が勝ったら、私の特別レッスンを受けて欲しいね」  
「なっ……じょ、上等……」  
 
彼女の提案に拓海は受けて立つ姿勢を見せた。  
しかし堂々としたその振る舞いとは裏腹に、彼女の声は少し震えていた。  
現在765プロには四人の専属トレーナーがいる。  
しかし事務所に所属しているアイドルは増えに増えて、今や一五〇名以上のアイドルが在籍していた。  
そんな大所帯だから当然人手は足りない。  
だからレッスン希望のアイドルに対してトレーナーが足りなくなると  
ピンチヒッターとしてしばしば真奈美が代理で入る事になる。  
以前ボイスレッスンを受け持っていただけあり、その指導はマスタートレーナーも手放しで誉めるくらいだ。  
しかし、真奈美のレッスンは厳しい事で業界では有名だった。  
スパルタ気味のマスタートレーナー以上のハードレッスンを課す場合もある。  
ただでさえ仕事の嫌な双葉杏は、レッスン相手が真奈美と知った時には  
全知力を使い尽くして都内中を逃げ回る程である。  
売り言葉に買い言葉で、拓海と真奈美の双方はパートナーの腰上で  
チキンランならぬチキンファックを開始した。  
 
「拓海、大丈夫かな?」  
夏樹は心配そうにツーリング仲間の方を見る。  
拓海は時折救いを求めるような目を夏樹に送るが、彼女はプライドから勝負を降りようとはしない。  
夏樹もそんな拓海の性格を熟知しているからこそ、余計な助け舟を出さずに見守っていた。  
 
「真奈美もあれで負けず嫌いな部分があるからな」  
あいは涼しい顔をしながら、パートナーの放つ5度目の射精を身に受けていた。  
膣筋を巧みに締めながら射精後の逸物を刺激して萎える事を許さない。  
「まあ、私たちは私たちでゆっくりと楽しもうじゃないか」  
「はいっ」  
夏樹とあいはそれぞれのペースで担当プロデューサーたちの搾精に集中した。  
 
   #  #  #  
 
「ふっ……! さっきから膣奥を何度も小突きやがって  
 ビュービューと発射しやがる……!」  
拓海は拓海Pの長槌を相手に連戦を重ね、疲労を重ねていた。  
膣奥の子宮口が何度も肉柱の先で刺激され  
その度に拓海は涙目になりながらも昇頂の快声を必死に抑えている。  
ペース配分を考慮しないまさに特攻モードのセックスは、彼女の生き方そのものである。  
しかしこのチキンファック勝負においては、相手よりも先に無様な姿を晒しかねない。  
 
そんな彼女を真奈美は余裕の表情で見つめている。  
真奈美Pの逸物は拓海Pよりも短いため、抜挿の負担は比較的軽い。  
その分余裕の出来た体力で彼女はツイストなどの技巧を駆使して射精を促進する。  
この方法は全身の筋肉をほぼ均等に使用しているため、動きの割には疲労感も小さい。  
そして送迎を工夫する事で、射精側もセックスに飽きる事なく射精欲を維持出来るのだ。  
 
「ああっ! あっ! 真奈美さんっ……また……出るぅっっ!」  
 
真奈美Pは八発目の射精を真奈美の膣内で迎えた。  
それにもかかわらず、彼の肉柱は全く射勢の衰えを見せていない。  
依然として硬度と勢いを高水準で保っている。  
「んんっ……!、久し振りのガチセックスは効くぅ……!」  
真奈美は舌舐めずりをして性戦の合間で肉悦の味を噛み締めた。  
 
「さて、……まだ出るかい? プロデューサー君」  
「はい! 俺の作った変態精子……  
 真奈美さんの素敵なオマンコにもっと飲んでもらいたいですっっ!」  
「ふふ、嬉しい事を言ってくれるじゃないの。  
 それなら、とことん搾り尽くしてあげるからね」  
 
彼女は、また彼の身体の上で激しく踊った。  
 
   #  #  #  
 
「ああっ……! 夏樹っっ! またザーメン出そう!」  
夏樹Pは夏樹の膣壺に六度目の射精を終えた。  
夏樹の締まりの良い膣口は、決して逸物の萎縮を許さない。  
手でしごくより早く男根を勃立させる。  
 
「プロデューサー、あたしまだまだプロデューサーの精液欲しいからさ。よろしくね」  
 
そんな彼女に答えるかのように、彼の尿道には次の射精汁が準備されていた。  
 
あいは十度目の射精をその身に早くも受けていた。  
彼女は股部を観音開きにして男に結合部を見せつける。  
薄い恥毛の下で、肉唇が肉柱に食らいついている様子が良く見える。  
 
「どうかな、プロデューサー君」  
あいは丸く膨らんだ大きめの恥芯を指で慰めながら、あいPに尋ねた。  
「根元まで女に犯される気分は?」  
「最高です……!」  
「そう。……だったらまだ、出せるね。  
 生憎私の膣奥は、まだ君の変態精液を欲しがって泣いているんだ。  
 ……君の作った精子は誰のものかな?」  
「あいさんのものです……」  
 
あいはにこりと笑って更に尋ねた。  
 
「どのくらい?」  
「全部です……この変態チンポもあいさんのものです!  
 俺はあいさんに射精するために生きています」  
「よろしい。君の作る奴隷ザーメンは、全部……私のものだ」  
 
彼女が強く腰を捻った時、膣口に甘く締め上げられてあいPは十一発目の射精に導かれた。  
 
   #  #  #  
 
「ん……少しヤリすぎたかな?」  
 
女性陣による嵐のゆいな騎乗位レイプは二時間の末に、ようやく一段落ついた。  
あいは、真奈美から受け取ったスポーツドリンクで喉を潤しながら呟いた。  
その様子はジムで汗をかいた後のような清々しさであり  
蜜穴からトロトロと濃厚な牡汁を漏らしていなければ淫行の直後だとは誰にも分からない。  
「ピクリとも立たないね」  
膝を折って座った真奈美は、各々のプロデューサーの逸物に手をかける。  
しかし酷使を重ねたそれは、緩急を付けた甘いしごきにも全くの無反応だった。  
何度やっても一向に硬度を取り戻せないで、力なく自らの肉穂を垂らしている。  
「かといってこのまま終わるのは少し味気ないな……」  
あいはそう言いながら、肩で息をしている後輩二人に目をやった。  
夏樹は片膝を立てて呼吸を整えている。  
本当は床に突っ伏したいが、格好がつかないので尻を付く形に留まっていた。  
「はぁ……っ、はぁ……っ、ちっ……バケモンかよ……」  
一方拓海はプロデューサーたちと一緒に大の字になって横たわり、荒息を吐いている。  
真奈美との勝負の結果は今更言うまでもない。ただ声を出して悔しがる元気だけは残っていた。  
 
「アレの用意は、できているか? あい」  
「ああ、当然だ」  
 
真奈美の問いかけに答えた後、あいは股部の垂れ汁をさっとタオルで拭き取って席を外した。  
それを見た拓海が、吐息の合間に何を持って来るのか真奈美へ尋ねた。  
「さあ、私も知らないなぁ……」  
聞かれた彼女はニヤリとしながら、はぐらかす。  
そんな中で戻って来たあいは、手にしていた小さなクリアケースを開いた。  
そこには細い注射器数本と液体の入った試料瓶が入っていた。  
「これを使えば、まだ楽しめるよ」  
それを見た拓海は目の色を変えて勢い良く起き上がり、あいへ問い詰める。  
 
「おいっ!? それってまさか……っ!」  
「安心してくれ。薬、注射器共に新品で滅菌済みだ。使い回しではないよ」  
「そうじゃねぇっ! ヤバいクスリじゃねぇだろうなと聞きてぇんだ!」  
彼女は拳を強く握ってあいに示した。  
「アタシはな、クスリだけは絶対やらねぇ主義なんだよ!」  
 
あいは拓海の強声に対して宥めるように話した。  
「その事か。心配要らないよ拓海君。これは麻薬の類ではない。  
 清良が病院で個人輸入した海外製の精力増強剤、そして造精促進剤だ」  
「精力……造精……?」  
「副作用はない。医師からのインフォームドコンセントも受けている」  
「……? インフォームだかコンドームだか知らないけれど、大丈夫なんだろうな……?」  
「ああ。それに使うのは君たちじゃない」  
 
真奈美はそう言いつつ、慣れた手つきで注射器に液体を吸い込ませ  
プロデューサーたちの下腹部にささっと注射を施した。  
 
「この薬はね、バイアグラ以上に即効性があって、非常に強力な催淫剤なんだ」  
 
説明しているより早く、それまでくたびれていた男たちの肉根が  
みるみると血管を膨張させて隆起していった。  
「すげぇ……」  
漲った逸物は最終的に腹部に寄り添うくらいまで反りかえった。  
血管がはちきれそうな程くっきりと浮き出て強く脈動している。  
普段見慣れぬそのグロテスクな様を間近に見て、拓海と夏樹は目を丸くした。  
「何か……、ヤる前よりもでかくなってないか……?」  
その劇的変化に拓海は目を見張った。夏樹は見慣れているのか動揺はない。  
「効果が強力すぎてな、陰茎がパンプナップするんだ。ふふ、面白いだろう?」  
真奈美は硬く膨らんだ牡根を握り、その雄々しい形にうっとりとした視線を注いだ。  
あいは相手の鈴口から漏れ出た淫汁を小さく吸った。  
 
「しかし拓海君も夏樹君も、体力の限界のようだしな……どうする? 私たちだけで楽しむか?」  
あいは真奈美の顔を見て尋ねる。  
彼女は考えがあるらしく、三人にそっと耳打ちをする。  
あいはその案にすぐ賛同した。夏樹はやや不安げながらも最終的に賛成の意を示した。  
しかし、拓海だけは渋い顔をしたまま返事を伸ばしていた。  
 
「良いじゃないか、この方法で。何より楽だろう?」  
「でもさ……その……」  
「それとも……拓海君。君は私や夏樹並みの体力すらないのかな?  
 夏樹からは非常にバイタリティに溢れた人だと聞いている。  
 まさかこんなタイミングで白幡を上げる事はないと信じているよ」  
「も……勿論だ。疲れも取れたし、付き合ってやるよ」  
 
拓海にその台詞を言わせた時、あいは真奈美にしてやったりと目配せをした。  
拓海が御しやすい事も夏樹から聞いている。  
押しに負けた拓海の呑んだ案とは何の事はない。  
受け身になってプロデューサーと性交するだけである。  
しかし拓海は相手のペースに呑まれやすかった。  
攻めるのはいいが、攻められるのには滅法弱い。  
しかし弱みを見せられない彼女は、結局プライドから墓穴を掘る事となる。  
 
「さぁ……、君たち」  
 
真奈美たち四人の美女は、男たちの目隠しを解いた後  
彼らの前で横一列に並んでその場に尻をついて座った。  
 
「さっきまで私たちを楽しませてくれたご褒美だ」  
 
真奈美とあい。それに遅れて夏樹。最後に拓海がその長く美しい両脚を左右に開いた。  
男たちは荒息を吐いてじっくりと露わになった痴穴を凝視した。  
いずれの女穴も白い発情液をコポコポとだらしなく零している。  
恥毛に関しては拓海が一番薄く、真奈美が一番濃い。  
恥唇は夏樹が恥溝から覗き出ている程発達している。  
これは夏樹Pの逸物が太く、抜く時に引きずられるからだろう。  
あいは恥核が一番大きく、皮も被っていなかった。  
 
「拓海、大丈夫か?」  
 
夏樹が隣の拓海に声をかけた時、彼女は表情を強張らせていた。  
彼女の身体はすっかり出来上がっていて、ちょっとの性交渉でも  
行おうものなら恥潮を盛大に噴きかねない程敏感になっていた。  
 
「拓海?」  
「あっ!? ああっ、アタシなら余裕だっ! 気にするなっ!」  
 
拓海は話しかけた夏樹にそう言い放った。  
その言葉には、怖じ気づいて後ずさる自分自身を無理やり叱咤する気合いが込められていた。  
しかし、特攻隊長である彼女が怯えるのも無理からぬ事だ。  
何故なら、彼らは強精剤もとい造精促進剤を注射され、肉欲の塊と変貌していた。  
いずれの男も、股間に垂れ下がっていた肉槌をぐんっと硬く巨きく膨らませ、反り返らせている。  
彼らは血走った眼で彼女たちの媚肢を凝視し、すぐにでも襲いかからんばかりである。  
逸物の先端部からは、まるで真夏の汗のように先走り汁がだらだらと垂れていた。  
そこへ美女たちの悩ましい挑発を受けたのだ。  
性的衝動に耐えられる者など、いない。  
 
   #  #  #  
 
「うおおおおおっっっ!!!」  
 
彼らは意味の分からない唸り声を上げて、獣肉を与えたハイエナのように彼女たちの身体に群がった。  
力づくで彼女たちを押し倒した後、彼らはそれぞれの猛根を淫穴へと深々と突き立てた。  
 
「んうああ……っっ!」  
「あひぃ……っっ」  
 
彼らは彼女たちの身体を痛い程に力強く抱き締めて、滾りまくる性欲任せに豪犯する。  
 
「あああっっ! んおおお……っっ!  
 いいっ、いいねぇっっ! 鍛えた甲斐あって、いい腰捌きだ!」  
 
真奈美は犯し続けるパートナーの肩を抱き締め、痴歓にうち震えた。  
恥部は雄マラとの摩擦によって火に翳しているかのように熱くなっていた。  
ぶぢゅっ、ぢゅむっ、と供給過多な蜜汁が激しい淫突によって猥音を奏でている。  
 
「んああっっ……!」  
 
あいもまた、愛する男の猛槍を受け入れながら  
その引き締まった雄尻に柔手を添えて、更なる抜挿を促した。  
 
「あはぁっ……君っ! 折角の機会だ、遠慮しないでっ  
 私の膣奥を……もっと味わえ……んはあああっっ!」  
 
彼女は左手の中指を男の菊門に挿入し、掘り弄くった。  
それに呼応して、あいPは肉砲を膨らませて欲望を爆射した。  
しかし彼はネジの外れたようにあいを犯し続ける。  
 
「そうだっ……そのままっ! 私の膣内を……  
 君ので真っ白に染め上げてくれっっ……!」  
 
   #  #  #  
 
一方、未成年組の二人は想像以上の激しい蛮交に早くも屈して、男たちのされるがままとなっていた。  
真奈美たちのようにぎりぎり対等の立場を保って楽しむという余裕など、全くなかった。  
豪根による不断の猛攻によって、彼女たちはただの穴――牡魔羅の性欲処理穴と化していた。  
 
「あひぃぃっ、あううううっ……! だ、駄目ぇっ!  
 あっ、は、激しい……っ! ああっ……!」  
 
夏樹は膣内に十五発目の精液を注がれている最中だった。  
整っていた髪型は激しく乱れていた。  
普段の凛々しさは見る影もないが、その分無造作に下りた髪には  
皮肉にも彼女を悩ましく、艶やかに魅せていた。  
 
拓海の場合はもっと酷い。元々限界だった彼女の身体は  
猛攻開始早々にしてすぐに陥落し、完全にただの肉便器と化していた。  
過剰な喜悦を注入され続けられて快感神経は完全に麻痺し  
中枢神経までもが甘い痺れによって上手く働かない有り様だ。  
呂律が回らなくなり、とろんとした目尻には随喜の涙が溜まり、頬を伝っていた。  
 
「ふあああっっ! やらぁああっ……! チンポぉっ  
 チンポれ、おひゃしひゅなりゅぅぅっっ! 妊娠しひゃふうぅぅっっ!」  
 
拓海Pの長い砲身によって、彼の放つ種汁は全て拓海の子宮に注がれていった。  
男たちは妊娠の危険も省みず、暴れ回る煩悩のままに  
過剰生産し続ける自身の熱い白泥汁を相手の淫孔に注ぎ込んで獣交を繰り返す。  
その様はブレーキの壊れた車と形容しても良い。  
 
   #  #  #  
 
「くっ……! あいつらには、少々……ああんっ! きつかったかな……っ」  
 
環境にいち早く適応した真奈美たちは余裕も出て来て  
パートナーとの熱交を涼しげな顔で楽しむくらいになっていた。  
淫獣同然と化した男たちに組み敷かれて失神しかけている夏樹と拓海をやや心配気に眺めている。  
 
「そう思って、……んああっ、量は、私たちの半分にした……けどね」  
 
猛女と交わっている男たちは額と背中に大粒の汗を浮かべて  
発情期の雄兎のように盛んに腰を振るっている。  
最初と比べて、射精間隔も広がっていて、落ち着いていた。  
 
「ほらっ、またイキたいんだろう? さっきからビクビクと脈打っているぞ!」  
 
疲れが見え始めた真奈美Pの腰に、真奈美は美脚を絡ませて抜挿を助けた。  
 
「出し惜しみはするもんじゃないなっ! いいかい、根元まで突っ込んで  
 一番奥にビュッビュッって射精するんだよ。  
 その方が、君も、私も、……気持ちいいだろう?」  
 
その隣であいもまた、あいPの首に腕を絡めてキスを浴びせつつ囁く。  
 
「私たちを、この一日で三回受精させるつもりで射精するんだ。  
 ふふ、君たちは私たちの妊婦姿を見たくはないのかな?」  
 
言葉は要らなかった。男たちは激しく抜挿を再開した。  
それが何よりの肯定を示していた。  
 
「さあっ、君たちの熱く粘ついた種汁で……!」  
「私たちの子宮で……溢れさせてくれっっ!」  
 
「おおおおおおおおっっ!!!」  
あいPと真奈美Pは強く太い獣声を張り上げ、相手の膣内にけたたましく豪射した。  
精子袋がすっかり放出しきって縮まった時、彼らはやっと解放された。  
薬の効果が切れてやっと萎えた逸物をぬるりと抜き取る。  
 
「んはあああんっっ!」  
「んうううんっっ!」  
 
四人はまるで射精のように腹圧で大量の白汁を膣口から  
聞くのも恥じらう淫猥な音とむせかえるような痴臭と共に溢れさせた。  
 
   #  #  #  
 
「ふぅ……昨日はさっぱりしたなぁ……」  
 
あいと真奈美は仲良く事務所までの道のりを歩いていた。  
あの後何とか正気に返った夏樹と拓海の二人を最寄り駅まで送った。  
プロデューサー陣は例外なく筋肉痛と腰痛に悩みながらの通勤となり  
拓海はレッスンをキャンセルして自宅で療養している。  
夏樹も今日はレッスンを抜いて午後からの仕事に専念するという。  
「やはりセックスに勝る気晴らしはないな」  
皓歯を見せて爽やかに笑い合う、真奈美とあい。  
火照った二人の肌を、秋の朝風が心地良く撫でた。  
 
「あっ……あの!」  
 
背後から呼び止められ、彼女たちが振り向く。  
遠くから一人の女の子が駆け寄って来た。  
 
「君は確か、李衣菜君か」  
「私たちに何か用かい?」  
 
多田李衣菜は息をゆっくりと整えつつ、彼女たちに言った。  
 
「なつきち、最近あいさんたちと遊んでいるんですよね?」  
「遊んでいる? ……まあそうだが?」  
「今度、私も一緒にあいさんたちと遊んでも、いいですか……?」  
 
その申し出に二人は互いに顔を見合わせた。  
そして間を開けてニッと笑い合い、李衣菜に向かって言う。  
 
「……ああ。いいとも」  
「プロデューサーと一緒においで。必ず楽しませてあげるから」  

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