「えっと、白木さん……でしたよね、これからよろしくお願いします」
「うん、よろしくね。……にしても、高校生で一人暮らしかぁ……いろいろ大変なんだね」
少年は親の仕事の都合で一人通っている学校の近くに残ることになってしまった。
家は引き払うことになったので、近所にあるマンションの一室で生活することになった。引越当日である今日、挨拶回りをしていたのだが…
(なんか、可愛らしい人だな。何歳くらいなんだろ…?)
隣に住んでいる恵理という女性をまじまじと見つめながら、少年は恵理のことを考えていた。
一見すると、化粧が派手なわけでもなく、肌もつやつやしていそうで、顔立ちも目がくりくりとしていてどこか子供っぽい。
大学生くらいだろうか…と思い、同時にこんなかわいい人が隣なんてとひそかに心を躍らせた。

一方、恵理は不意の来客に部屋着のまま出てきてしまっていたことを恥ずかしく思っている。
毛玉の付いたスウェットの上下は最近太ったのか少々サイズがきつい、特に胸の辺りはその大きさを強調させていた。
「ごめんなさい…こんなに変な格好で出てきちゃって…」
「いいえ、こちらこそ…急にお邪魔してしまって……」
少年は、ふと恵理の胸元に視線をやる。どこかあどけない顔立ちとは裏腹に豊かな乳房は、見せ付けているのかと思うほどに張り出していた。
サイズはどのくらいなのだろうかと、思わず生唾を飲み込みながら見入ってしまっていたが……
「どうかしたの? ぼーっとしちゃって…」
恵理に声をかけられて、少年は我に返った。そして自分が妙なことを考えいていたのを一人恥じた。
「い、いえ……ちょっと考え事を…すみません、失礼します」

恵理が心配そうに少年を見る。その表情からは胸をじろじろと見ていたことがばれているわけではなさそうだったが、
あんな純粋そうな人に、悪いことをしてしまったと反省しながら、少年は小走りに立ち去り自分の部屋に戻った。
「え、あ…うん……」
恵理は少年が急いで戻ったのをただ見ていることしかできなかった。そういえば髪もぼさぼさなままだということに気がつく。
「ちょっとお茶でもと思ったんだけど…やっぱり変な人だと思われちゃったのかなぁ……」
「そうだよね……、普通人の前に出るときは顔だって洗うし、髪だってセットするよね」
恵理は恵理で自分のせいで不快な思いをさせてしまったと、内心申し訳なく思っていた。
大きな目を不安そうにきょろきょろさせて、肩を落とす、落ち込んでしまったのか眉をへの字に曲げとぼとぼと扉に向かう。
「はあ……」
ため息をつきながら、恵理も扉を閉めて自室に戻った。


数日後……
アルバイト帰りの少年は、静まり返った人のいない夜道を歩いていた。
勉強と両立させることを条件として始めたアルバイト、大変だったが小遣い欲しさに必死に働いた。
「……今日も疲れたな、でも明日は休みだから、ゆっくりするかな」
手や顔に肌寒さを感じながら、自宅への道を進むが……前に人影を発見した。
「あ、あれって…白木さんじゃないのか?」
後姿だから、はっきりとわかったわけではないが、髪型からもしかしたら恵理かもしれないと思い、声をかけようとしたのだが……
「あ、でもなぁ…」
少年は恵理に近づきたかったが、一瞬ためらってしまう。初めて会ったときのことが気になっているからだった。
「挨拶とかしても気まずそうだったし……俺のことよく思ってないんだろうな、きっと」
どことなく恵理に避けられているような気がしていたからか、声をかけることもできずに、ただただ後ろを歩くことしかできない。
近づきすぎると向こうに見つかってしまうので、少し距離を置いて…

「ううっ…何か怖いよぉ…」
少年が後ろを歩いてるなんて知らずに恵理はすぐ前をびくびくしながら歩いていた。
「タクシー使って帰ったほうがよかったかな?」
街灯もまばらで、人気のない道…何度か通ったことがあるとはいえ慣れるものではなく、
恵理も不安な気持ちを隠し切れないのか、下を向いて変な人に会いませんように…と祈る。
「………きゃっ!」
しかし、その願いもむなしく、曲がり角に差し掛かったところで、突然知らない誰かに抱きつかれる。
恵理は抵抗する間もなく、自分よりもずっと大きい何者かに、どこかに引きずり込まれてしまてしまった。

「何だ……?」
後ろにいた少年も、恵理の異変に気がつく。突然彼女の姿が消えてしまった……
急な出来事に焦りながらも、恵理が消えた場所へ向かった。
小さな曲がり角…右を見ればもっと物寂しい景色が続いている。正面を見ても人の気配はまったくなく、
きっとこっちに行ったのだろうと、足音を殺しながら真っ暗な夜道を突き進む。

「ん〜っ、んんっ……」
恵理は身体をじたばたさせて逃げ出そうとするが、男の力は想像以上に強く、腕を引き剥がすことさえできなかった。
やがて疲れてしまったのか、少しずつ動きが鈍くなる。小さく身体を震わせながら、男の顔を見上げる。
男ははぁはぁと息を荒くしながら、恵理のむっちりとした肉付きのいい身体をまさぐり始める。
次に男は、身体ごとぶつかって、恵理の身体をブロック塀に押し付けながら、最初はスカートの上からお尻を触った。
手をあてがっただけでも柔らかく、指に絡みつくようで男は満足そうな顔をしながら恵理のお尻をゆっくりと手のひらで捕まえ、撫で回す。
「いや、やめてよぉ………気持ち悪いぃ…」

(見つけた、一体何が…)
いなくなった恵理を、少年は思ったより簡単に見つけることができた。真っ暗な中、かろうじて恵理と男の影を見つける。
少年はすぐ近くの電柱に身を隠しながら、目を凝らして何が起こっているのか確認しようとする。すると……
(白木さん、誰かに襲われてる!?)
少年の視線の先には、壁と男に挟まれた恵理の姿が…当然助けたかったが、
(ああっ、でも……怖い………)
恐怖のせいか、足がすくんでしまい動けなかった。あまりに情けない自分に喝を入れたかった。

「はあ、はあぁ……いいよね、ずっと前から……うへへへ……み、見てよこれ…」
男は恵理にデジタルカメラを突きつける。どうやら何日もしつこく恵理の後をつけていたようで、
恵理がその画面を見るとスカートの中を隠し撮りされていたのか、自分のはいていた下着が逆さに映っていた。
「いやぁ…何でこんなことするの? やめてっ、触らないでっ…!」
盗撮されていたことを知った恵理は、目に涙をため今にも泣き出しそうだ。男はそんな恵理をさらに抱き寄せて後ろ手でお尻を弄ぶ。
少年の目からも、恵理がどんな風に触られているのかはわかってしまう。

(どうしよう…警察呼ばなきゃ、でも………………)
本来なら言うまでもなく助けるべきであろう。しかし、少年には、最後まで見届けたいという思いが首をもたげていた。
何度も性の対象にした女性が目の前で嬲られてひどい目に合わされようとしている。
まるでエロ動画のワンシーンのような、あまりに刺激の強すぎる光景……おそらくこんなものを見る機会はもうないだろう。
「やだぁ、怖いよ……ぉ…」
(そ、そうだ……様子を見ないと…下手に割って入ったら…)
警察を呼べばいいだけなので、様子を見る必要はないのだが……少年は自分自身に言い訳しながら恵理の痴態を見守ることにした。

男は少年の覗く中、大き目のお尻をまさぐり、指先にのしかかる柔らかい肉の感触を楽しんでいた。
恵理は決して少女とはいえない年齢ではあったが、外見の幼さと同じで肌はつやつやで、プリプリとしたお尻は男の指を押し返す。
それでいて、年頃の女性のように丸みを帯びた身体は押し付けた手のひらを飲み込んでしまうほどに柔らかい。
男はよだれをたらしそうなしまりのない笑みを浮かべて、恵理の身体を強く壁に叩きつけるようにして自分の身体と挟み動きを封じる。
「ぐすっ……ぐすっ………誰か助けて…」
「へ、へへっ、助けなんて来るはずないだろ? 大丈夫だよ…すぐに終わるからね…」
恵理は思わず息を呑む、キスされてしまいそうなくらいに間近に男の顔があったからだ。生臭い息が吹きかかると目を瞑り顔をしかめる。
男のほうは、恵理の匂いを楽しもうとことさらに大きく息を吸って吐いた。ほんのりと控えめな香水が男の鼻をくすぐれば、
匂いをかいだ男はますます興奮したのか、恵理にしがみついてお尻をむぎゅっと強くわしづかみにする。
片手には余る肉付きの豊かなお尻に指先が食い込んで、薄いスカート越しの肉が指の隙間からはみ出るほどに。
「ひ…ぁっ……痛い…」
恵理はお尻を揉まれて痛みを感じたのか、苦しそうな顔をして男の身体を押し戻そうとする。
しかし、力ではまったく勝てないのか何もできずにじたばたしているだけだった。

(……白木さんが、やっぱり助けたほうが…でも……)
恵理のスカートがまくられようとしているのを、少年は助けることなく、目を凝らしてじっくりと眺めていた。
「ううっ……ふええ……っ…」
「泣いた顔も可愛いね…はあ、はあ……恵理ちゃん、だっけ……気持ちいいよ…」
すっかり泣き出してしまった恵理に加虐心をそそられたのか、男はスカートをめくり上げて下着の上から布地を食い込ませるようにお尻を触る。
男は張り出したお尻の柔らかさを手のひらで感じ取っているが、
少年はただ見ているだけ……少年自身も見ているだけでは満足できなくなりそうだった。
「お尻大きいんだね…むちむちとエッチな身体して……それなのにこんなに大人しくて……無理矢理悪戯されるために生まれてきたんだね?」
「そんなわけないじゃない…もうやめてよぉ……」

男は下着のデザインを確認すると、再び手を動かし始める、さっきよりもダイレクトに感触が伝わるのか手つきもせわしなく乱暴になる。
肌触りのよい下着の上を男の手が縦横無尽に滑る。尻山の頂点から割れ目のほうに中指が潜り込み、その奥にあるものに狙いを定める。
「気持ち悪い……くすんっ…」
恵理は嫌がって男の手を押さえる。しかし男はそれを力任せに振り払い、下着がよじれるまでお尻を揉みくちゃにしていた。
「はひぃ……揉んでたらどんどん柔らかくなってきたぞ…」
(……ま、まだ大丈夫だよな…白木さん、本当に嫌がってる)
男は恵理のぷりっと弾力のあるお尻を執拗に揉み解し続ける。暖まって解れた尻肉はますます柔らかくなり手のひらから零れ落ちそうだ。
嫌がるように恵理は身体をよじるが、男に胸を押し付けてしまったりと逆効果でしかなかった。
「ねえ…おっぱいも触っていいよね? 嫌だって言っても触るけどさ」
お尻の上に宛がった手を離し、次に男は、膨らみが外からでも見える乳房に手を伸ばした。
(あっ…あいつ……どこまで触るつもりなんだ?)
正面から恵理に抱きついている男はお尻に飽きたのか、胸をぎゅっぎゅっとこね回す。
円を描くようにねちっこく、そして荒々しく……まるで形が変わってしまうのではといわんばかりに恵理の大きい乳房を揉み潰す。
「恵理ちゃんのおっぱいは何カップなのかな……教えてくれよぉ……」
「……っ、知らない………」
恵理はしくしくと泣いている。少年は一歩を踏み出しそうになるが、
卑猥に形を歪ませる乳房と…びくびくと相手を上目遣いで見つめる気弱そうな表情にいつの間にか激しく興奮していた。
ペニスは痛いほどに勃起している……無意識のうちにそれをさすりながら、恵理が痴漢されるのをひたすら見続けた。

「ふひひひっ、キスもしていいよね? 恵理ちゃんはキスしたことあるのかな?」
男は右手で乳房を揉み、左手でお尻を掴んで揉み回す。柔肉を気持ちよさそうに弄ぶ一方で、顔を恵理に近づけて、
「こんなにされたら乳首立っちゃうんじゃない………」
と、自分勝手なことをいいながら自分の唇を恵理の唇に合わせた。じゅるっ…ぴちゃっという音は少年にまで聞こえる。


少年は固唾を呑んで、男が無理矢理に恵理の唇を奪うのを見ていた。恵理はもうほとんど抵抗できないようで、黙ってキスをされている。
「ん……っ……ちゅっ……ん、じゅるっ……はう………」
途切れ途切れに聞こえる吐息と唾液の混じりあう音…少年は自分でも気づかないうちにペニスをズボンの上からさする。

電柱の影から少年に見られている中で、男は恵理の唇を自分の汚らしい舌で舐めまわし、その舌を恵理のつるつるした口内にねじ込む。
「ちゅっ…んんっ………あ、あううっ……やめ…ん、ちゅっ……っ…」
恵理は息苦しそうにしながら、入ってくるねばっこく生暖かい舌を押し戻す。しかし小さく柔らかい舌はすぐに捕まり、
絡め取られた舌をしゃぶられて、唾液をすすられてしまった。さらに口中の粘膜やら歯茎やらまで丁寧に舐め取られる。
「ぷ、はあっ……はあ、はあっ………」
口が離れると、恵理は力なく男を見る。男はまだ飽きたらないのかさらに口辱を続ける。
「ふへへへ……恵理ちゃんの口の中、甘くてとってもおいしかったよ?」

「あ……やぁ………ん〜、んっ…………んむっ…」
震える恵理の身体を男は抱きすくめ、乳房を強く掴んだ。服の上からでもわかるふかふかとした柔らかさと指にまとわり付く熱……
男は乳房を強く揉みしだきたいという衝動を抑えることなく、恵理の口内を舌でぐちゃぐちゃにかき混ぜながら、
曲線を滑らせた指を沈め、指先の檻に恵理の豊満な乳肉を閉じ込める。お尻同様に手には収まらないのかむにゅりと肉がはみ出る。
恵理は必死に男の舌から逃げようとしていた。口内では攻防が繰り広げられていたが、再び男の下にすぐに捕らえられ、
上顎や下顎の粘膜を舐めるのと一緒に、舐り倒されてしまった。口の中は男の唾液の味でコーティングされているようだった。

「はあ〜、最高だよぉ…恵理ちゃんとのキス。でも意外と慣れてたような……」
「まあいっか、ふへへ……」
キスできたことがよほどうれしかったのか、男はお尻に回していた手を戻し、恵理のスカートを前からも捲る。
「ぐすっ……いやぁ………いやぁ…もうやだあっ!」
男の唇が離れても、二人は唾液の糸でつながっていた。それはすぐにぷつっと切れたが、恵理はその架け橋を見て、
顔をくしゃくしゃにして、首を左右に大きく振り泣きじゃくる。望まぬ相手に唇を奪われよほどショックだったのだろうか…
「最後はこっちを触ってあげるからね……恵理ちゃんとエッチするために」

少年はむき出しにした自らのペニスを一心不乱に扱いている…恵理が陵辱されつつある光景を見ながら。
(どうしよう…どうしよう……白木さんが、このままだと…)
もはや自分自身に言い訳することもなく、捲り上げられた胸元から覗く下着を、その上から覆いかぶさる手が乳房を揉みたくる様子を、
目を皿のようにして眺め、感情を高ぶらせていた。

「あうぅ…やっ……はあ、あっ……」
「恵理ちゃんの乳首、ちっちゃくて可愛いね。おっぱいはこんなに大きいのに……」
男がさらにブラも剥ぎ取ってしまうと、色白のふっくらとした乳房が顔を覗かせる。頂点には控えめな乳首が…
そして薄桃色の乳首はターゲットとされ、男は親指と人差し指でそこを摘み上げる。
「やぁだっ、痛い……!」
急にひねり上げたせいなのか、恵理が痛そうに身を捩じらせる……もちろんそんなことでは逃げられないが。
性欲に支配された男は恵理の声にはかまわずに、残りの指と手のひらで膨らみを掬い上げ、乳首を転がす。
「ひうっ…や、やめて……あああんっ」
指の腹が乳首を軽く潰すと、恵理の身体がびくっと跳ねた。顔を赤くし背筋を逸らしながらもぞもぞと動く。
その様子はなんとも年不相応な初々しいもので、男の性欲を余計に刺激した。
「はあっ、はあっ………ぐふふ、恵理ちゃん…やっぱりかわいいなぁ……」
ぷにぷにとした胸に指を沈めると、男の指はどこまでも沈んでいきそうで、しかし弾力もあるのか指は僅かに押し返される。
指を離すと、恵理の乳房はぷるんと弾み、すぐに元の形に戻った。男は血走った目で手のひらいっぱいの胸をこねくり回す。
「ううっ……あ、ああ………だめ、だよぉ…」
男の指が乳首を挟み、根元から先端に向かってすりすりと扱き出す。恵理は感度がいいのか腰をくねらせて刺激を紛らわせた。

(白木さんの様子が…ちょっと違うような…)
声に甘いものが混じりつつあるのを少年も感じていた。電柱からさらに身を乗り出して、もっと近くで二人を見ようとする。
口の中がからからに乾いている、頭はくらくらとしていて今にも倒れてしまいそうだ。
だが、目の前で起こっていることをすべて脳に焼き付けたかった。もう恵理を助けようとはこれっぽっちも思っていない。
(あのおっぱい…俺も触りたい……)
むしろ、早く脱がしてくれ…なんてことまで考えるようになっていた。

「乳首が弱いんだね、恵理ちゃんは」
男が乳首を強めに引っ張れば、釣鐘状の胸が形を変える。それも気持ちいいのか恵理はぐうっ…と小さくうめいた。
弄られた乳首は早くも男の責めに反応しており、小さな突端がぴんっと立っていた。
恵理はうつむき加減で首を横に振る、気持ちいいということを認めたくはないのだろう。犯されそうなのだからそれは当然だ。
しかし身体の方は、じわじわと嬲られればそれだけ熱く火照り、官能を煽られていく。
起き上がった乳首に、男はますます容赦なくなる、先端をひねり上げ、押しつぶし…………

「あ、ごめんね…ペロペロもしてあげるから」
男が身をかがめ、恵理の乳首を舌でなぞる。ゆっくりと動く舌にあわせて恵理の背中が反り返った。
「ひゃ…ぁ…、はふう……」
口をぱくぱくと開いて、恵理が鼻にかかったような声で喘ぐ。声だけ聞けば、とても望まぬ行為とは信じられないものであった。
どこかうつろな目をしながら塀にもたれかかり、かろうじて倒れないようにしている。それを男は抱き支えて、乳房に顔をうずめる。
ぷにゅっと胸が顔に潰される感触を味わいながら、すぐ近くにある乳首に口付けをしてちゅぱちゅぱと音を立ててしゃぶる。
まるで赤ん坊が母親のミルクを求めているみたいだった。
「んむっ……じゅるるーっ、ちゅうう〜」
脂ぎった肌が恵理の清らかな双球を汚す、恵理は乳首に吸い付かれると、嫌悪感からぞくぞくっと身震いした。
…それとは相反して、尖らせた舌で乳首の先をつつかれながらむしゃぶりつかれたことで、その部分は硬くしこりを持っている。

「恵理ちゃん…こ、こっちも触っていいよね?」
「………? いやっ、そんなのいやっ…!」
男は乳首を弄りつつ、思い出したかのようにスカートをめくり、下着越しの筋に指を押し付ける。
内股をもぞもぞとすり合わせながら後ずさりする恵理、しかし男の執拗な愛撫で感じさせられつつある身体は逃げることもままならず、
深いが、手入れされている茂みと薄布の上からふにふにとした土手を、そして割れ目にくの字に曲がった指が宛がわれると、
身体をこれまで以上に大きく跳ねさせながら、地面に崩れ落ちそうになる。
(……………もうそろそろ、助けを呼んだほうが…でも、これからが………)
少年は自分の内心に嫌悪する、恵理が…好感を抱いていた女性が目の前で犯されることを望んでいたのだから。
(くそっ、何考えてるんだ俺は…白木さんを助けられるのは、俺だけなのに…!)
「気持ちよさそうだねぇ〜…何だか興奮してきちゃったよ」
曲げた人差し指をさらに太ももの内側のほうまで差し込む、陰部に近づくほどに男はむわっとした熱を指に感じた。
さらさらとした触り心地の下着は僅かに湿っている。感じていた証拠なのだろうと男は勝ち誇った顔をして、
「何だ、嫌がってた割には濡れてるじゃないか…」
「ち、違うもん…ああんっ…気持ちよく…なんて…きゃうっ…………」
恵理はとっさに反論するが、その声も弱弱しい。しかも男の指が動くたび、言葉も途切れる。
下着を隔ててぐりぐりと指が動けば、潤いを帯びた秘奥から蜜が溢れた……くちゅっ、ぬちゅっと粘着質な水音を立てて。
そして、その液体は下着に染みを作る、暗闇ではわからないが、秘所を中心に下着の色が濃くなっていた。
恵理のだらしなく開きつつあった割れ目を、男の指が前後に往復する。
男が敏感な場所をなぞると、恵理は身体中に電流が走ったような錯覚を覚えて、身体を痙攣させる。
陰部の形、肉付きを確かめるように動く男の指には、下着から染み出した愛液が絡み付いて手のひらのほうまで濡らした。

男は勝ち誇った顔をして、恵理にべっとりと濡れた人差し指と中指を見せる。
「もうすっかり感じてるじゃないか、へへへへっ」
卑猥に顔を歪ませ笑う、しかしこれだけでは終わらない。突き出した指を再び割れ目に向かわせる…
今度は下着の上からではなく、下着の中に手を突っ込んで、熱く濡れそぼった恵理の秘裂に直接指を触れさせようとした。
「ひっ……あ、んんっ…ぅ……あう…」


「ひっ……あ、んんっ…ぅ……あう…」
少年からは男が恵理のパンツの中で手をもぞもぞと動かしているところしか見えない、それがひどくもどかしかった。
(ここからじゃ、ちゃんと見えないじゃないか……せめて、脱がしてくれれば…)
少年も男と同じで、性欲が心を支配しているのか、その先を期待することしか考えていない。
「ふひひ、オマンコいっぱいくちゅくちゅしてあげるね……?」
ついに男は、恵理の淫裂に触れ、粘膜を守る入り口を指で軽くこじ開けて指先を膣内に入れることに成功した。
思ったよりも締め付けはきつくなかったが、それでも恵理の膣壁は男の指を締め出そうと圧力をかけている。
「ああ、んっ……やぁだっ、はあ…んっ……」

目を閉じたまま恵理は首を左右に振って、身体を泳がせる。逃げたいのに逃げたくない…まったく逆の気持ちが内心でせめぎあう。
理性と本能…すでに本能が、脳も、心も侵しつつあった。このままだと最後まですることになるだろう。
「……ああっ、あ、ああんぅ……だめ、だめぇ……触ら、ないで…」

男は陰唇で円を描くように指でかき混ぜたかと思うと、不意に第一関節の辺りまで指をねじ込んでみたりと、
恵理の秘所をおもちゃにしている、乱暴な責めだが性感を引き出された恵理は嫌悪の表情を浮かべながらも感じていた。
「そうだ、クリちゃんはどうなの? こっちのほうが弱かったりして」
恵理は見知らぬ男に触られ、快楽を与えられていることに恐怖した。胸やお尻だけならまだしも、中に指を入れられてしまったら…
もともと溺れやすい体質だけにこれ以上行為が続けばどうなってしまうかは大体わかる。
「ん…んふっ……んぅ……あ、ひあっ……」
指が出し入れされれば、面白いように身体を反応させる、膣内は既に蜜でどろどろで、溢れた汁が男の手のひらまで汚した。

(どうしてあんなに気持ちよさそうなんだ…無理矢理なのに…)
少年はさっきからずっとペニスを扱き続けていたが、さすがに射精しそうになっていた。
もちろん出してしまうことなく踏みとどまる、もっといいものがすぐに見れるからだ。
「こ、これだけ濡れてれば……もういいのかな? 恵理ちゃんだって指よりもチンポのほうがいいでしょ?」
縦裂から指を離し、男はズボンのジッパーを下げる、恵理の目の前には勃起した肉棒が……
「え………? い、いやっ! そんなの絶対いやっ!」
男は恵理の声を無視して下着を脱がし、脚を浮かせてそれを地面に放り捨ててしまう。
スカートがたくし上がった恵理の股間は月明かりに照らされ、荒く息をつく少年からもその茂みの形が見える。
(やった……見えたっ………)
たまたま恵理が少年のほうを向いていたため、大事な部分がしっかりと見える。少年はそれを必死に目に焼き付けた。
くちゅっ…ぬちゅっと音をさせて、男の野太い指が出たり入ったりを繰り返す。
指の軽いピストン運動だけでも淫汁を溢れさせた恵理の秘壷は、蜜を溢れさせてこぼし、
愛液はつつっと太ももを伝い、ふくらはぎ、くるぶしと進み、コンクリートにしみを作っていた。
「ほら、チンポの方がいいでしょ? 恵理ちゃんだって入れてほしいんじゃないの?」
「はあっ…ぁ…………」
ひくひくと恵理の身体が小さく震えた、顔を真っ赤にして向けられた肉竿をじっと見る、目を逸らさないまま、ずっと。

「じゃ、じゃあ…行くよ? 恵理ちゃんの可愛いオマンコにチンチン入れちゃうからね?」
男が恵理の腰を掴む、恵理は問いかけられても何も応えなかった。まるですべてを男にゆだねているように…
(あ、ああ……白木さん、やられちゃうんだ…)
恵理と男がぴったりと身体を合わせる様子も、むき出しのペニスが股の間に姿を消していくのも、少年はすべて見ていた。
止めようとはせずに、先走りを溢れさせるペニスを勢いよく扱きながら、初めて生で見るものに目を奪われる。
「あ、あれ…うまく入らないな、もうちょっとなんだけど」
男は今までの態度が嘘みたいに焦っていた。経験のなさゆえか、どうやったら入るかわからなかったからだ。
必死にペニスを突き立てるが、恵理の秘所は入り口が狭いのか、宛がった剛直を沈めようとしても膣口で擦れて滑ってしまう。


恵理は恵理で、我に返って身体を外し男のペニスを入れまいとしていた。
「もうっ、あ、ひゃんっ…んん…っ……」
ぬらぬらとした割れ目の上をペニスが何度も行き来する、これだけでも強い刺激は陰部から身体中に広がっていき力が抜け、壁にもたれかかる。身体が軟体動物のようにくねくねとよじれれば、柔らかい陰唇がペニスを挟んだ。これがさらに強烈な快感を男に与える。
「うひいっ……恵理ちゃん………入れてもないのにいきそうだよ…」
男のほうも我慢ならなかったのか、ぬめぬめとした粘膜が亀頭をくすぐるたびにペニスの動きが大きく、荒々しいものになった。
(あれ、どうしたんだ…?)
少年はどうしたんだと電柱から顔を覗かせる。まだペニスは入っていないのかどこかもどかしげな動きを見せていた。
(何やってんだよ、あいつ………)
行き場のない性欲に苛立ちながら、半裸の恵理を見てそそり立つペニスを慰める。
一番いいところで射精したいのに、男がもたついているから強い怒りを覚えてしまっていた。

男は、まだ挿入を果たしていない、それどころか、秘所が押し付けられ、その摩擦で早速いきそうになる。
「はあ、はぁ……恵理ちゃんとエッチしたくてずっと溜めてたから、もう出ちゃいそうだよ…」
「……ふえっ、や、やだやだ…そんなのだめぇ…」
汚されるのはごめんだといわんばかりに、恵理がもぞもぞと動くと…
「う、う………はああっ……」
男が気の抜けたような声を出す、股間を押し付けられ、太ももと秘所にこすられたペニスはあっさりと我慢の限界に達し射精を開始する。
どくっどくっと竿が脈打ち、白い液体を内股に吐き出していく。
恵理はその熱いほとばしりに身震いした、生臭い精液が脚にべったりと付着する。濃厚なそれはいつまでまとわり付いていた。
「あ…や、やだ…汚いよぉ……」
知らない男に射精まで許してしまったことはショックだったが、これで終わるのではないかとどこか安心する。
しかしびくびくと震えるペニスは精液を撒き散らし終えたにもかかわらず、まだ硬度を保っていた。

「だめ、じゃないか……暴れちゃ。今度はチンポもぬるぬるになったから、ちゃんと入るよぉ…」
男は気持ち悪い笑みを浮かべながら再び恵理ににじり寄った。溜めに溜めた精液は一度の発射で無くなるということはなく、
垂れた精液でぬめるペニスを突き向け、恵理の中に身体を沈めようとする………

「………い、いやああーっ!」
だが、快楽の余韻から抜けきっていなかったからか、男が拘束する力は弱くなっていて、恵理は不意を付いて逃げることができた。
ノーパンのまま、スカートも直さずに必死に走り去る、男もそのあとを追うが、どうやら逃げられたようで、
「くそっ、なんなんだよ……ちくしょう! もうちょっとで僕の童貞が…」
毒づきながら恵理とは逆のほうに歩き出して行った。その際に少年とすれ違ったが、暗闇に紛れていたため男はその存在に気がつかなかった。

(…………終わったのか?)
少年も知らないうちに射精していた。男がいなくなると急に脱力してその場にへたり込む。
「……白木さん…」
恵理が陵辱される様を見ながらオナニーをしてしまった、倦怠感とともに強烈な罪悪感に襲われる。
「俺が助けてればひどい目にあわなくてすんだのかな……」
電柱には生々しい精液のあとが…こんなに大量に出したことは今までに一度もなかった。しかし、すっきりしているかといえばそうではない。
物足りなかった、見ているだけじゃなくて、この手で直接恵理に触れたい、恵理としたい……
そんなどす黒い思いが少年の心を満たしつつあった。それを表すようにペニスは天を高くついている。

「…帰ろう……」
足取り重く、少年は家路につく。疲労は感じていたが、身体が熱い……
ふらふらとしながら歩いている中で、少年はどうやって恵理を犯そうか、そのことばかりを考えていた。
帰ってからも少年は恵理を思い浮かべて、自らの剛直を扱き鎮めていた。
しかし、すればするほどに…生身の恵理がほしくなる悪循環だった…………


続く

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